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名人決定戦の動画と棋譜を公開します

たいへんお待たせしました。2020年2月1日に行われた「第1回MOSAIC名人決定戦」の決勝戦の動画を公開します。動画とともに棋譜と解説も掲載しましたので、あわせて見てくださいね。(画像をクリックすると動画が見られます。)

14人の参加者の中から勝ち上がったのは、過去の大会でも優勝経験のあるペーさんと、某ゲームサークルの所長さんでもある(?)モザイク・ディ・ブリタニアさんです。
先手は白いコマのペーさん(棋譜の黒字。以下、黒と言います)。中央の中立コマの隣りに一手目を打つと、後手のモザイク・ディ・ブリタニアさん(青コマ、棋譜の赤字)はその対角線上に打ちます。これはよくある展開ですね。面白いのは、そこから[黒3]、[赤4]と相手のコマの隣りに二手目を打ち込んでいるところ。これはかなり攻撃的な手です。互いのコマが入り乱れる乱打戦が予想されます。
序盤は両者とも上の段を取りに行くより、1段目の布石に重点を置いているようです。対戦するおふたりは上級者ですから、これは打ち方の参考になりますね。11手目にようやく上の段への打着があります。[黒11]と打つと、すかさず[赤12]と返します。これも上級者同士の対戦ではよくあるパターンです。最初のボーナスが発生するのはやっと14手目になってから。初心者はすぐにボーナスを取りにいく傾向がありますから、ここも参考にしたいところ。
この試合で特徴的なのは、中立ゴマの隣りのマスが終盤まで空いていたことです。中立ゴマの向かって左側のマスが57手目まで空いていました。これは実戦でもよく見られる状況です。一方にとっては相手の連続ボーナスになるので打ちたくない、もう一方にとってはボーナスが確定しているので急いで打たなくてもいい。それでこのようなすり鉢状の地形が終盤まで残ってしまうのです。
すり鉢の底にいつ、どちらのプレイヤーが打ち込むべきか、それはケースバイケースだと思いますが、本試合においては早い時点で赤(青コマ)が打っても良かったようです。(棋譜をもとに何度かシミュレーションしてみました。)棋譜を見ると、序盤の[赤4]が孤立していて活きていません。これを活かすためにも、[黒57]の場所に赤を打っておくべきだったと思います。
棋譜を付けていて気付いたのですが、この試合にはボーナスの見落としが1回ありました。[黒59]と打ったあと、黒に連続ボーナスが発生しましたが、赤にも1つボーナスがあったのが見逃されていました。もしもこの見落としが無ければ、試合の結果はどうなっていたか? これもシミュレーションで試してみたのですが、赤が逆転勝ちすることはないまでも、コマ差は14個差から9個差くらいまで縮まりました。(たとえ逆転があっても、見落としも試合の一部なので、結果は変わりません。)棋譜を付けると、いろいろなことが分かりますね。

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