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名人決定戦、小学生の部の決勝です

2020年2月1日に行われた「第1回MOSAIC名人決定戦」、次は小学生の部の決勝戦です。まずは動画をご覧ください。小学生同士のゲームは、大人のゲームよりテンポよく進んで行きます(笑)。(画像をクリックすると動画が見られます。)

対戦したのは、10名の参加者の中で勝ち上がって来たしゅん君とちさと君です。先手は予選を全勝したしゅん君。棋譜上は、先手の青は黒字、後手の白は赤字で表しています。
試合の序盤は、セオリー通り両者とも中心部からバランスよく陣地を拡張しています。[黒23]と打ったところで見ると、両者ほぼ互角の形勢だと思います。動画の2分2秒あたりを見ていただくと、カメラから見て手前側が白の陣地、奥側が青の陣地になりそうですが、両者とも背後に2列の空き地を確保していて、発展性もほぼ互角です。
次の一手が[赤24]でした。これ自体は決して悪い手ではありませんが、赤(白いコマ)は後手で若干不利な条件ですから、動画で見て左の1列が空いている今、相手の陣地に踏み込むべきだったかもしれません。この時点で奥から3列目がすべて黒(青いコマ)で占められていますから、攻撃を遅らせれば遅らせるほど攻め込みにくくなります。
例えばこれが最善手かどうか分かりませんが、棋譜で[黒45]が置かれているマスに、この時点で[赤24]を打ち込めば、その後の展開はかなり違って来たはずです。実際には[赤24]から始めて、白いコマにとって有利な手前のエリアでボーナスを先食いしてしまったために、終盤で奥の青いコマの領地の隅っこに[赤48/50/52][赤58/60]と打たざるを得なくなってしまいました。試合の中盤で自分の土地が相手より狭そうだと思ったら、早めに相手の土地に攻め込む勇気が必要です。
今回のゲームでは、[黒53]のあと赤にもボーナスが発生したため、[赤54]の手番が飛ばされてしまい、両者ともそれに気付きませんでした。ただ、仮に[赤54]を置いたとしても、黒の勝ちは変わらなかったようです。(シミュレーションしてみると、両者が最善手を打った場合、最後のコマ差が11個から7個に縮まりました。)
このようにゲームの中盤から終盤にかけては、自分の領地と相手の領地にあといくつコマを置ける余裕があるかを比較する習慣をつけることが大事です。ただ、自分の方が先に手詰まりになりそうだと気付いた時には、もう手遅れという場合も多いのですが…

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